旅鳩-tabihado- おへんろ津軽衆

四国八十八ヶ所遍路、奥州南部糠部三十三観音巡り、津軽三十三観音巡りなどの歩き旅

【四国遍路2日目】年に一度の餅

2019年11月3日(日)
お寺の朝って気持ちよき☆
錦鯉と大師堂と多宝塔の映えるレイヤーを見て出発し、阿波市に入る。

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[七番札所 十楽寺

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まだ他の参拝者いなくて快適。

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[八番札所 熊谷寺
四国一おっきな仁王門。

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四国一おっきく古い多宝塔。
早朝お掃除かんしゃー。

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[九番札所 法輪寺
田んぼに囲まれたお寺。

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大学生の遍路ライダーと談笑。
白衣をはためかせバイクで去ってゆく後ろ姿がかっちょ良かった。

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仏具屋で菅笠のアゴ紐を買い替え。
次の切幡寺は山寺で、登ってお参りして下りてこなければならず、ヤレヤレすなぁと思っていると、登り始めにある旅館の女将さんが荷物を預かってくれるとのこと。ありがたや!
リュックを預け身軽になって坂道を登る。

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[十番札所 切幡寺

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是よりミミミ段。ぶひぃー

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オニの石段を登り切ると、ステキなご褒美が待っていた。
年に一度、文化の日にやってるお祭りで、つきたてのお餅をお接待していた。
餅にまぶしてる白い粉、シャブなんじゃね?てくらい食べた途端に元気が出た!

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ピースしてる、ちがう、ハサミを持ってるはたきり観音像はパラスアテナ的美しさ。

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お餅のお代わりをいただいて山を下り、リュックを預かってくれた女将に差し上げた。善意の横移動。
そしたらお返しにでっかい柿を二個くれた。善意の反射技。
四国って善意の応酬だな~

 

「ちょっと一服して下さい!!」とギャルにせがまれたので少し休憩。

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コスモス畑の前で老夫婦が自撮りに苦戦していたので、映える一枚を撮ってあげた。

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ちょっと遠回りしてうどん屋に入ろうとしたら貸し切り中だった。。
「お餅を食ったばかりだろお前」と弘法大師に戒められたかのよう。

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阿波中央橋で吉野川を渡る。
弘法大師が橋の下で休んだという逸話から、今も寝てる大師を起こさぬよう橋を渡るときは杖をつかないのがマナー。

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長い橋を渡って吉野川市に入り、あおやぎ食堂でランチ。
これで千円というナイス価格破壊。
この後ドラッグストアを見つけ、念願のバンテリンげっと。

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[十一番札所 藤井寺
寺を「てら」と読むのは八十八ヶ所中ここだけ。

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ほろ酔いで参拝する破戒僧。

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本堂天井のドラゴンが大迫力。

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旅館吉野にチェックイン。
池乃めだか似のご主人の心を尽くしたおもてなしが最アンド高。風呂も広くて快適~♨
ゴー☆ジャスな夕食で同卓となったのは、昨日も一緒だった大阪Y兄さん、ドイツ人トーマス、そして兵庫からお越しの歩き遍路七周目おじさん(79)。。お元気だなぁ。
経験豊富な方なので、マメの治療法や明日の難所焼山寺のことなど、いろいろ相談させていただいた。
側溝の穴に杖がハマることをテッパンネタだと思って話したところ、それは遍路業界あるあるで、七周目さんの知人はそれで杖が折れ、折れた杖が脚に刺さり、遍路を中断するハメになったそうな。。

 
お遍路と並行してこのブログを書いてゆくことを音速で断念。
夕方に宿に入ってからも、入浴、洗濯、食事、情報交換、ルート検討、宿の手配など思いのほか忙しいのだ。メモを取っておいて後日ブログにまとめてゆこう。。

  

だいたい四国八十八ヶ所 (集英社文庫)

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