2019年11月8日(金)
ちゃんと眠れました。いざ出発!
朝イチはヒザ、足首、足底、マメが痛くてヨチヨチ歩きだが、しだいに動くようになってゆく。
鶴林寺に向け登山スタート。
なんとも素敵な茅葺き遍路小屋。
金剛杖レンタルサービス。
森林管理のおじさんと少し話す。
こういう人が毎日登って維持管理してくれているから、我々は快適に歩けるのだなあ。
「一に焼山、二にお鶴(鶴林)、三に太龍」と謳われる難所三兄弟の二と三に今日は挑む。さらにその次の平等寺まで行かねばならない。泣きたい。
今日も世界は美しーな。
右奥の山の上に太龍寺がある。
[二十番札所 鶴林寺]
ツルリンジって読みたくなるけどカクリンジが正解。
Oさんと再会し、女性遍路さんを紹介される。
俺よりはるかに若くて華奢なのに四周目という猛者。
大鶴旅館で俺の隣室にいたらしい。食事が一緒じゃなかったから知らんかった。
ここの本堂も工事中か~
両脇の阿吽の鶴を美しく撮りたかったのに。
山を下る。けっこう急で、ヒザの痛みがズンドコ増してゆく。
その痛みに上書きされたのか、マメや足首の痛みをほとんど感じなくなった。
そして阿南市に入り、次の太龍寺を目指して二つ目の山へ。那須川キレー
へびvsわじ、ファイ!
井戸寺で小学生たちにもらったメッセージカードの一部を木にくくり付けてゆく。
今後この難所に挑む人たちを元気づけるであろー。
[二十一番札所 太龍寺]
意外と平気だ。ここまでなら焼山寺の日よりはかなり楽だ。ここまでなら。。
ドラゴンの天井画。イケ龍ですな。
ロープウェイで小学生襲来!
太龍寺を後にし、弘法大師が修行を積んだ舎心ヶ嶽に入り、15分ほど進んだところで寺に杖を忘れたことに気づき引き返す。
往復30分をロスし、気力も激減。
次へ向かうルートは三つあり、いわや道を選択。
最近成立した最短ルートだが、まだ地図にも載ってないので不安。。
今までで最もワイルドな道。
大荷物を持って、疲労困憊で、道幅50cmもなくて、踏み外したら谷底まっさかさまてゆうスリル。
みのむしをたくさん見かけるが、風で大きく動くしフォーカスが難しい。
みのちゃんは掴みどころがないんだよな~
二時間半、座れるところが無かったので実にありがたかった阿瀬比ヘンロ小屋。
本日三つ目、最後の山!
早くこの姿勢になりたい。横になりたい。縦になりたくない。
素敵な作りだけど、クマバチが幅を利かせていて落ち着いて休めなかった大根ヘンロ小屋。
[二十二番札所 平等寺]
間に合った!やった俺、やったよ!もう真っ白だよ~
厄除け祈願の賽銭が置かれた石段。
本堂の天井絵。
レスキュー訓練に使えそうな紐が張られている。
民泊パンダ屋に宿泊。Oさんも同宿。
二日前に発送した荷物が届いていた。
ここを予約したとき、ご主人が「もし平等寺まで辿り着けなくても迎えに行ってあげるから」と言ってくれた。
歩きにこだわっているので簡単に頼るつもりはないが、その言葉のおかげで路頭に迷うことはないと安心して一日歩けた。
結果的には焼山寺の日以上に消耗し、今までで一番しんどい日だった。
Oさんと互いを讃え合って乾杯!
達成感と味の良さとで夕食がとても美味しい。ご主人が釣ってきたダツ焼きが特に絶品☆
食後はご主人も交えて呑み会。今後のルート、宿泊先のアドバイスをたくさんいただいた。