2019年11月29日(金)
朝食は食べずに6時発。暗っ。寒っ。
暗さと目印シールの経年劣化のダブルプレイ。
目を凝らして進む。
高知の光満地区を越え、三間町に下りるとファンタジーな光景が広がり、思わず息を呑む。
雲にスッポリ覆われた町・・!
歩き始めて二時間、龍光寺前のうどん屋でようやく朝食にありつく。
冷えた体に熱いお出汁が染みる。
宇和島じゃこ天は別格の美味しさ。
ご主人は政治話好きで「あなたなら立派な国会議員になれる!旅を終えて地元に帰ったら立候補すべきだ!」と熱く語ってくれた。
悪い気はしないけど、初対面の相手を何故そこまで買いかぶれるんだw
[四十一番札所 龍光寺]
田舎の高台にあるお寺。
七福神あらわる。
大坂のNさんと久しぶりの再会。
俺みたいなチャランポ遍路ではなく、重い事情を背負って遍路されている。
結願後この方が安らぎを得られることを願う。
久しぶりの青空。
歩いていて実にキモティー☆
[四十二番札所 佛木寺]
山門の間からお大師さまがお出迎え。
茅葺き屋根の鐘楼。
歯長峠のショートカット遍路道が安全じゃないそうだ。
危険を覚悟して行けばいいんでしょ?と思って深入りしてみたら通行止め。
最初からそう書かんかい💢
泣く泣く国道に迂回する。。これもしゅぎょー
山に入る。
雨や朝露に濡れて座れないベンチが多い中、朝日が当たっていち早く乾くよう計算し設置されてるベンチありがてえです。
水はけがよく、滑らないアスファルトの溝加工にもかんしゃー。
歯長峠は高さ480m、高低差ありすぎて耳キーンなるわ!
日なたと木陰の温度差ありすぎて風邪ひくわ!
峠を越えて西予市に入るが、下りも遍路道NG。
迂回はつらいよ。
遠くまでよく見える日だ。
今日から急に気温が下がったけど、天気が良いのが救いだ。
松山のOさんと嬉しい再会。
それぞれ通ってきたルートの苦労話が尽きない。
大介うどんをご馳走になる。やりー☆
大介うどんはセルフで、器に収まる範囲内でうどんの量とゆで加減を調整できる。
やわらかめ4玉、ゴボウかき揚げ、えび天を美味しくいただく。
[四十三番札所 明石寺]
Oさんと参拝。
んゴ、人が多いな。。
案の定、納経所は観光バスツアー客への御朱印書きに追われていて、一時間近く立ちんぼで待たされる。
普通は団体客と個人客の御朱印を交互に書くなどの対応をしてくれるのだが、、これもしゅぎょう。
落ちたイチョウの絨毯がキレイかった☆
この日の宿、旅館まつちやでは、新潟からの区切り打ちYさんと同宿。
来月青森に行って、お気に入りのセンターホテルに泊まるとのこと。
「あー俺そこの経営者と親戚です。まちなかなのに立派なスパついてて良いですよね!ぜひ市場でのっけ丼も食べてってください」なんて話をした。
女将さんには「あなたはお大師さまに呼ばれて四国に来たんだよ」と言われた。これは四国に渡ってから何度か言われたことだ。
歩き遍路は、お金・時間・健康体の3条件が揃わないと実行できない。
そのために俺は予算を確保し、仕事を辞め、おでぶだったのでライザップ的なとこに通って肉体改造して3条件を満たした。
ホント、歩き遍路で俺より太い人って一人も見かけないもんなあw
四国遍路に興味を持ち、準備を整えたのは、「呼ばれて突き動かされた」という4つ目の条件だったのだろうか。
まぁ、そう考えた方が楽しいかもね♪